オウンドメディアは公開する情報をケチっても、何も得しないので全部書くことをオススメします

はじめに

過去の仕事でも、最近ご相談頂いた時にもそうですが、
オウンドメディアやセミナーで何かを伝える時は、
全部出してしまいましょう。と話してます。

理由は一つ、どうせ真似できないから。

あ、これから書くことって、誰でもできるサービスとか知識を売っている企業は該当しません。

個人で実行するのも難しい、
上辺だけ真似したところでパクれない、
そういう商売をしている企業が、オウンドメディアを運営する時に、
こうしたらいいんじゃないですか?
という、私なりの考えです。(もちろん経験ベースでのことです)

「全部見せちゃえばいいのに」というと必ずその次には、
「他社に真似されたらどうするんですか?」と言われます。

他社に真似されるってことは、そんなに特別なことをやっている訳では無いのかなと。。。
そんなところがオウンドメディアで情報発信しても、反応する企業があるんでしょうか?

もし、全部見せて真似されてしまうようであれば、
オウンドメディアで何かをしようという事自体を考え直す必要があると思います。

では「なぜ?」、オウンドメディアで全て見せることを勧めるのか?

理由はいくつかあります。

一つは、全部見せたところで真似されないサービスや知見であれば、
そこで書かれていることを理解出来たとしても、「実践」できるとは限らないからです。

他には、オウンドメディアで複数記事に分けて全ての情報発信をやりきったとしても、
それを「実践」できるとは限らないからです。

他にも、このブログは基本的に殆ど全てを一人でやってきたことをベースに書いていますが、
これを全て一人で「実践」できる人がいないと確信しているので、全てアウトプットしようとしてます。

これで最後にしますが、
施策別とは言え、記事を細切れに書いたものを全て読み切り、その上で理解し、
そして実践に移れる人がいないと思っているからです。

だから、全てアウトプットする。

理由は、真似しようとしても、「実践」しきれないから。

では「なにを」記事としてアウトプットしていったら良いのか?

全部です。
と書いちゃうと、身も蓋もないので説明していきます。

広くあまねく多くの人に読んで欲しい記事を書くのであれば話は別なんですが、
(ホントは別じゃないんですけども)

中小企業で、営業もマーケも少ないんですよね?
そんな状態で多くの人に刺さる記事を書いても正直意味がないと考えています。

今抱えている課題を解決に導く情報を発信するのが大事なのかなと思います。

こうあるべき論の記事は、そういう表現に長けている著名な方に書いて頂ければ大丈夫で、
自分達が同じようなことをしたって、そもそも信用度が全く違っていれば、刺さりもしないわけです。

であれば、一つの課題に対して、どうやって解決してきたかについて、
真摯に全てアウトプットすれば良いだけだと思います。

コンサル企業が顧客事例として、こんな事やったとか公開している企業がありますが、
あの場合ですと、取り組んできた全てのことを顧客名を出して公開するのは、
正直現実的ではありません。

し、そもそも顧客名を出すのがはばかられる事もありえます。

だったら、顧客名を出さずにどこまで取り組んできたことをアウトプットできるのか?
それを考えて公開したら良いのかなと。

競合他社が読んだところで、どうせ真似できないから。という前提です。

公開した情報を「どうやって」ターゲット企業に届けるか?

オウンドメディアで記事を公開しているからと言って、
自然検索で来訪してくれることに期待しても時間が掛かるだけです。

既にリード情報を少しでも持っているなら、そこにメールで届けます。

あとは、個人のSNSでシェアするといったところでしょうか。
コメントを添えることを忘れないで下さい。
「ウチの○○が書いた記事です。」とかいうシェアの仕方は絶対せずに、
「○○の課題を解決したい人、企業に向けた記事です」と書き、
シェアする際のターゲティングも行ってください。

もう一言添えるなら、
「この記事があなたの周りで役立つと思われたら、シェアして頂けると嬉しいです」
とかでしょうか。

実はこれに加えて私は、
自分がつながっている特定の方には個別にコンタクト取って、
その方と繋がっている方に役立つ内容だと思われたらシェアして頂きたいです。
とお願いしていました。

「なぜなら」せっかく書いた記事を届けたい人に届けるには自ら動くことが必要なので

せっかく書いた記事です。
いいねを何件もらったとか、はてなブックマークが何件付いたとか、
もちろんそれも大事かもしれません。

でも私の考えは違っていて、
この記事を届けたい人に、ちゃんと人の手を介して広がっているかどうかを気にします。

あれですよ、
よくFacebookグループに、自分とこの記事宣伝の投稿しかしない人見かけますが、
あれは逆効果だと思ってまして、よっぽど良い記事でなければ、お前誰だよって思われるだけで、
スルーされるのが落ちですから。

そうではなくて、自分に近しい人、信用できる方に、
個別に依頼して、当然記事内容が良いと判断された時だけシェアして頂く。

だって、その方にシェア頂く方が信用度が増すんですから。(絶対そのはず)

でも、絶対シェアして下さい!と強制の依頼はしません。

だってそんなのかっこ悪いですし、確実にその方との関係性が壊れると思ってます。

だから、そうならないように、
中途半端な記事を書いたオウンドメディアを作るんじゃなくて、
課題を抱えている人をイメージした記事を書く、全部書く。

ちなみに今回書いたことは、
記事を通して問い合わせや、資料請求を頂くために、
信用に足る記事を書くのかを意識した内容になっています。

そのため、問い合わせフォームが無いとか、
ホワイトペーパーDLなどの登録フォームが無いとか、
そういう仕掛けは事前に用意している前提でのお話ですので、
順番を間違えないで下さいね。

兎にも角にも、
問い合わせフォームとメルマガ登録フォーム、
もしくはホワイトペーパー登録フォームは、オウンドメディアでは必須です。

これ忘れないようにお願いします。