今回は、ウチがお客様になるであろう企業の方々に対し、

どうやって選んでもらえるか?
知って頂けるか?
を考えた際に、競合他社と比べてどこを差別化しようかを考え、企画していったかについて書きます。

 

各企業に著名な方がいらっしゃるSEO業界

そのお話をする前に、SEOに関わる企業さんの状況を説明します。

SEOが注目されるようになったのが、私の記憶だと2002年あたりでしょうか?

そのころから会社を立ち上げて、SEOを生業とされていた企業さんが幾つかあります。

各社、そこの社長さんであったり、役員の方であったり、社外取締役の方であったり、SEO黎明期の頃から、様々な情報を発信されていた方は、各社に必ず1人はいらっしゃいました。

A社と言えば○○さん、B社と言えば△△さんという状況が、今でも続いております。

当時所属していた会社では後発ながら取締役の方が、オウンドメディアで積極的に情報を発信し、一定の認知が業界ではありました。

但し、その方は身体も頭も1つしかありません。

彼を積極的に前面にだしてインバウンドマーケティングを行っていったとしても、土居だけがパンクしてしまうことが目に見えています。

そこで私が取った考えは、SEOはその時の検索エンジンの考え方を理解することや、
そもそも検索エンジンが理想とする検索結果をどのようにしようと働きかけているのかを理解できれば、年齢が若いコンサルタントでもクライアント様のためのSEOを語れるし、施策を行えるはずだ。と思いました。

彼が育ててきたコンサルタントたちは、たしかに全員(当時は)若かったです。

でも、彼が考えたSEOの考え方、Googleの考えを理解する取り組み方をそれぞれ、インターンの時代から数えて3年程教育されてきた面々です。

私は、彼を前面に出すのではなく、この土居が育てたコンサルタントたちを前面に出すことを選びました。

コンサルタントメンバーの露出認知作戦

彼が育てたコンサルタント達を前面に出すにしても、知って頂かなければ認知の広がりようがありません。

そこで私は、自社メディアで記事を書くこと、セミナーで登壇すること、その他に他のメディアに露出することを考えました。

当然のことながら、オウンドメディアで記事を書くことが弊社を知って頂いている読者の方への認知獲得に近い取り組みです。

そしてセミナーで、参加者の前で発表することで企業のWeb担当者の方に知って頂くのも認知獲得の一つになります。

でもこれだけでは、自社の露出の域を超えません。
そこで他社メディアに露出することにし、複数のメディアさんに働きかけ、記事を寄稿させて頂けるようにしました。

他社メディアさんは、寄稿に対して好意的に捉えて頂き、寄稿を開始していきました。
(結果として弊社メディアにも寄稿頂けるようになりました。※現在は寄稿を一旦停止しております)

結果として、自社メディアと他社メディアへ記事を書く場合に良い住み分けができました。

オウンドメディア:
もともと専門的な記事を土居が書いていたので、それを踏襲し、既存読者に対して期待頂ける内容を発信

他社メディア:
メディアごとに特性がありますので、その特性に合わせた形でSEOの基本的な情報を寄稿していきました。

これにより、他社メディアに寄稿していったメンバーが、SEOについての内容をしっかり担保しつつ、今まで記事を書いていなかった経験も積ませて頂くことができました。

これまで寄稿させて頂いたメディアは、
LIGさん
ITMediaさん
など様々なメディアさんに寄稿の機会を頂きました。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

Schooさんが行っているオンラインセミナーに講座を開設頂く

インバウンドマーケティングに取り組み始めてから少しして、SchooさんからSEOセミナーを定期開催しないかという打診を頂きました。

ここはチャンスだと思い、一人の若手コンサルタントに白羽の矢を立て、登壇してもらうことにしました。

毎月1回開催するセミナーで、セミナーネタはその彼が一人で考え、毎回生放送をこなしていってもらいました。

SEOコンサルティングを行う傍ら、このセミナーも行うので彼には相当な負荷をかけましたね。(本当にありがたかったです。)

これによって、SEOをこれから学ぼうとされる方々への弊社の露出がかなり行えたと感じております。(今はその役目を終えて、生放送は行っておりません)

 

露出する媒体を自社メディア+他社メディアさんに拡大

ということで、弊社を知って頂く為にメディアを活用した認知獲得は、こういうことをやって参りました。

ここまで書いたとおり、インバウンドマーケティングは1人で行ってきておりません。

弊社を知って頂くために、他の会社さん同様に当時のウチのSEOの責任者であった取締役を前面に出す選択をせずに、彼以外にもデキるSEOコンサルタントがいるようだなという認知を広げるために、コンサルタント達に寄稿やセミナーで露出する事を協力してもらいました。(強制したと思います。)

その結果、○○さんですよね!といったコンサルタント個人の認知が上がるとともに、弊社の認知も上がっていったと感じております。

まとめ
・これから自社を露出していくのなら、他社と同じ攻め方はしない
・その前に他社がどういう露出をしているのかを把握する
・1人のコンサルの露出ではなく、複数のコンサルを露出ことを選択
・露出する媒体を自社媒体だけに縛らず他社メディアさんも活用させて頂く
・他社メディアさんにとって「掲載する理由」になる記事を寄稿させて頂く
・コンサルタントに負荷を強いる為、露出目的を理解してもらうように働きかける

それではまたの機会にm(_ _)m